学会報告記
提言
- 第52回日本小児神経外科学会報告
富山大学 赤井 卓也 - 第52回 日本小児神経外科学会(富山)に参加して
熊本大学病院 脳神経外科 植川 顕 - 日本小児神経外科学会に参加して
久留米大学病院臨床検査部 水島 靖子 - 川淵賞(英文部門)を受賞して
大阪母子医療センター 橋本 洋章 - 2024年度川淵賞受賞論文の概略とお礼
北里大学医学部脳神経外科 半田 肇
<お知らせの目次>
- (2024.06.19) 第1回Global Journal Club(GJC)(JSPN、AANS/CNS Peds Section、ISPNとの共同開催)のご案内
- (2024.02.15) ISPN2024 in Torontoのご案内
- (2024.01.17) KSPN-JSPN Joint Meeting 2024 in Seoulのご案内
- (2024.01.16) 2024年度交換留学プログラム公募のご案内
- (2023.12.26) 新型コロナウィルス感染症(COVID-19)関連情報
- (2023.12.25) BRAF阻害剤およびMEK阻害剤の効能または効果、小児患者での用法および用量の追加承認について
- (2023.06.16) 第4回アジア・オセアニア小児神経外科学会 参加登録受付開始のご案内
- (2023.03.30) 第5回WUPNのご案内
- (2023.01.20) 2023年日韓交換留学プログラムのご案内
- (2022.05.31) AACNS 2022およびIFNE inter rim Conference 2022のご案内
- (2022.03.08) ウクライナ情勢に関する声明文
- (2022.02.14) 葉酸摂取を推奨する声明文
- (2021.09.18) 二分脊椎・水頭症研究振興財団 研究助成公募のご案内
- (2021.08.23) R3年度実施分小児慢性特定疾病の疾病追加等に関するパブリックコメント公開(日本小児科学会)について
- (2021.08.16) ISPN 2021 Virtual Meetingについて
- (2021.08.16) ISPN 2021 Virtual Meetingについて
- (2021.07.27) 「大規模データベースを用いた頭蓋骨縫合早期癒合症の日本における実態調査」 参加登録のお願い
- (2021.07.20) パブリックコメント募集
- (2020.09.07) 二分脊椎・水頭症研究振興財団 研究助成公募のご案内
- (2020.05.26) 第48回国際小児神経外科学会年次学術集会(ISPN 2020)延期に関する重要なお知らせ
- (2020.04.17) 新型コロナウイルス感染症 (COVID-19) 関連情報
- (2020.04.17) 海外からの小児神経外科関連情報
- (2020.04.10) ISPN 2020のご案内 第3報
- (2020.04.10) ESPNの開催延期について
- (2020.04.10) ISPN 2020のご案内 第2報
- (2020.02.07) ISPN 2020のご案内
- (2020.01.29) 2020年度 日韓交換留学プログラムのご案内
- (2020.01.23) 「もやもや病に関するアンケート」回答のお願い
- (2019.11.26) 小児頭部外傷におけるCT撮像基準の指針・提言
- (2019.07.11) 小児頭部外傷時のCT撮像基準についての提言・指針
- (2019.07.11) 人を対象とする医学系研究の学会発表や論文投稿において遵守すべき倫理指針について
- (2019.01.22) 小児慢性特定疾病に関するお知らせ
- (2019.01.22) 日韓交換留学プログラムのご案内
- (2018.12.20) SEGAガイドライン公開のお知らせ
- (2018.09.14) AASPN2019 開催のご案内(第3報)
- (2018.09.14) AAACPN 2018 開催のご案内
- (2018.09.08) 日本二分脊椎・水頭症研究振興財団研究助成の公募について
- (2018.04.23) 乳幼児健康診査・身体診察マニュアルのご案内
- (2017.07.10) 日本小児神経外科学会認定医申請を開始
- (2014.06.01) アセタゾラミドに関する安全性情報
- (2013.01.01) レベセラチタム使用上の注意(改訂)
- 開催日: 2024年7月21日(日)9:00 am JST
- 形 式: オンライン(Zoomを使用)
第2報(2024.07.08)AANS/CNS Peds Sectionより
詳細
日本小児神経外科学会 教育委員会
理事 加藤 美穂子
委員長 黒住 和彦
ISPN 2024が2024年10月13日〜17日にカナダのトロントで開催されます。
(学会Webサイト:https://ispnmeeting.org/にリンクしてください)
今回の学会はISPN設立1972年以来、節目の第50回にあたります。
会場はThe Westin Harbour Castle, Torontoで、ハーバーフロントに立地しています。オンタリオ湖沿いの港で、ランニングや散歩を楽しむことができ、市民の憩いの場としても人気のエリアだそうです。
また周辺にはナイアガラの滝やネイサン・フィリップス・スクエアなどの観光スポットにも恵まれています。ナイアガラ・オンザレイクのワイナリーへのショートトリップを楽しむこともできます。
ぜひこの機会に世界中の小児神経外科医と科学的なディスカッションを深め、多くを学び、広くネットワークを作ってみてはいかがでしょうか?
現在、演題登録の締め切りが4月12日となっております。JSPNからも多くの方々のご参加をお願い致します。
トロント・ピアソン国際空港からはユニオン・ピアソン・エクスプレスという空港連絡鉄道で市街と25分ほどで結ばれており好アクセスです。
この時期のトロントは気温が5〜16度ほどですが、ぜひ温かい格好で参加しましょう。
日本小児神経外科学会 国際委員会
理事 朴 永銖
委員長 室井 愛
第36回韓国小児神経外科学会(KSPN)が2024年5月に韓国・ソウルで開催されます。
KSPNとJSPNは毎年交互に主催してジョイントカンファレンスを行い交流を深めてきました。ここ数年間は世界的なパンデミックのため中断されていましたが、今回久しぶりに現地開催で再開されることになりました。
発表のテーマなどは自由ですが、KSPNの先生方と交流を深め議論できる大変貴重な機会です(過去の参加報告がJSPNのホームページにありますのでぜひご参照ください)。
JSPN会員の皆様方のご参加と演題のご発表をお願い申し上げます。
- 会期:2024年5月10日(金)
- 会場:Hotel Sam Jung
- 募集人数:若干名(会場などの都合により人数に制限があります。応募者多数の場合ご希望に添えないことをご了承ください)
- 応募方法:英文抄録を下記までお送りください。
担当:室井 愛
メールアドレス:a.muroi@md.tsukuba.ac.jp
※抄録はタイトル、著者、所属、本文(300単語以下)を含めwordファイルの形式で英語で作成してください。 - 応募締め切り:2024年2月29日(木)※延長はありません。
日本小児神経外科学会 国際委員会
理事 朴 永銖
委員長 室井 愛
日本小児神経外科学会(JSPN)と韓国小児神経外科学会(KSPN)の交流事業の一環として、小児神経外科医交換留学プログラムを2016年度より実施しております。
2024年度の留学希望者を募集いたします。
●人数:1名程度
●留学期間:2〜8週間程度
●応募締切:2024年2月29日まで
●日本小児神経外科学会 事務局: jspn@narunia.co.jp
2024年日韓交換留学プログラムのご案内
2024年日韓交換留学プログラム応募用紙
交換留学プログラム派遣実績
日本小児神経外科学会 国際委員会
理事 朴 永銖
委員長 室井 愛
2023年11月24日にBRAF阻害剤(ダブラフェニブメシル酸塩)およびMEK阻害剤(トラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物)の効能または効果、小児患者での用法および用量が追加承認されました。
詳細については以下のPMDAリンクをご確認ください。
ダブラフェニブメシル酸塩
トラメチニブ ジメチルスルホキシド付加物
日本小児神経外科学会広報委員会
担当理事 下川 尚子
委員長 牧野 敬史
AASPN 2023のRegistrationが、6月14日より開始となりました。
多くのJSPN会員の参加をお待ちしています。
Registrationは AASPN 2023ホームページ から"On-line registration"ボタンを押して手続きを開始してください。
AASPN 2023
会長 白根礼造、師田信人
ドイツUniversity of TubingenのMartin Schuhmann教授が主催するworkshopで、今年で5回目を数えます。
小児脳神経外科医として日々の臨床に役立つ超音波機器の使い方を習得できる2日間のワークショップです。
下記リンクよりご登録いただけます。
https://www.upn-workshop.org
第5回WUPNのご案内
日本小児神経外科学会 国際委員会
担当理事 朴 永銖
委員長 下地 一彰
日本小児神経外科学会(JSPN)と韓国小児神経外科学会(KSPN)の交流事業の一環として、小児神経外科医交換留学プログラムを2016年度より実施しております。
2021年と2022年度は実施できませんでしたが、2023年度から再開を予定していますので、2023年度の韓国への留学希望者を募集いたします。
●応募期間 : 2023年2月末日
●日本小児神経外科学会 事務局: jspn@narunia.co.jp
2023年日韓交換留学プログラムのご案内
2023年日韓交換留学プログラム応募用紙
日本小児神経外科学会理事長 伊達 勲
国際委員会 担当理事 朴 永銖
国際委員会 委員長 下地 一彰
- 第41回日本二分脊椎研究会 参会記
(2024.7.6)
北海道立子ども総合医療・療育センター 吉藤和久 - 第1回アジア・オセアニア小児神経外科学会教育コース報告:ムンバイ(インド)
(2024.5.30〜6.1)
プログラム概要
報告記
北里大学病院脳神経外科 師田信人 - 第4回アジア・オセアニア小児神経外科学会学術総会 報告書
第4回アジア・オセアニア小児神経外科学会会長 白根 礼造、師田 信人 - 第4回アジア・オセアニア小児神経外科学会学術総会 参加報告記
筑波大学附属病院脳神経外科 田村 剛一郎 - The 4th Congress of AASPN 2023 参加記
山形大学脳神経外科 伊藤 美以子 - 第4回アジア・オセアニア小児神経外科学会学術総会 (AASPN) 参加報告記
国際医療福祉大学医学部脳神経外科 下地 一彰 国際医療福祉大学研修医 八塩 知樹、迫田 菜々子、萩野 陽菜乃 - KSPN-JSPN Joint Meeting 2024 in Seoulに参加して:ソウル(韓国)
(2024.5.9〜5.10)
沖縄県立南部医療センター・こども医療センター脳神経外科 下里 倫 - The 48th Annual Meeting of the International Society for Pediatric Neurosurgery(ISPN)に参加して:シンガポール
(2022.12.6〜12.10)
奈良県立医科大学 脳神経外科 金 泰均 - 日韓交換留学プログラム ソウル大学小児病院での研修:ソウル(韓国)
(2019.11.18〜11.29)
兵庫県立こども病院脳神経外科 阿久津 宣行 - The 47th Annual Meeting of the International Society for Pediatric Neurosurgery に参加して:バーミンガム(イギリス)
(2019.10.20〜10.24)
関西医科大学 脳神経外科 宮田 真友子 - 日韓交換留学プログラム ソウル大学小児病院での研修:ソウル(韓国)
(2018.8.20〜9.14)
北海道立子ども総合医療・療育センター 脳神経外科 大森 義範 - KSPN-JSPN Joint Meeting 2017 in Seoulに参加して:ソウル(韓国)
(2017.5.19)
北海道立子ども総合医療・療育センター 脳神経外科 大森 義範 - The 17th Inter National Symposium of Pediatric Neuro-Oncology(ISPNO2016) に参加して:リバプール(イギリス)
(2016.6.12〜15)
兵庫県立こども病院脳神経外科 河村淳 史 - The 41st annual meeting of The International Society for Pediatric Neurosurgery に参加して:マインツ(ドイツ)
(2013.9.29〜10.3)
福島県立医科大学脳神経外科 佐久間 潤 - KSPN-JSPN joint meeting に参加して:晋州(韓国)
(2013.5.29)
奈良県立医科大学脳神経外科 朴 永銖 - 40th ANNUAL MEETING of the ISPN in SYDNEY:シドニー(オーストラリア)
(2012.9.10〜13)
あいち小児保健医療総合センター 脳神経外科 加藤 美穂子 - 第23回ESPN紀行文:アムステルダム(オランダ)
静岡県立こども病院 脳神経外科 石崎 竜司
【第4回アジア・オセアニア小児神経外科学会学術総会 報告記】
(2023.12.13〜12.15)
都立墨東病院脳神経外科 藤原 一枝
教育基本法の変化に応じて、2008年度に改訂された新学習指導要領により、2012年4月から中学1,2年の男女(約240万人)に、武道が”必修化”される。
武道(柔道・剣道・相撲)の選択は学校ごとであるが、既に7割程度が柔道を選択している。経験の有無を問わず指導は体育科教諭によるので研修があり、武道場の整備も進んでいる。
ところが、文科省外郭団体の日本スポーツ振興センターが1983年から集計している「学校管理下の死亡・障害」事例を使って、中学・高校の授業・部活のスポーツに着目して解析した研究
(2010年)により、柔道による死亡が27年間に110例と多く、他のスポーツより死亡確率も高い、事故は初心者に多い、死因に急性硬膜下出血が多く転帰も悪いことなどが初めて明らかになった。
2003年から指導者や道場に通う人を対象とした「損害補償・見舞金制度」が発足していた全日本柔道連盟の資料を使い、
全柔連医科学委員会がまとめた研究が2011年12月号に 「柔道における重症頭部外傷」として掲載され、7年間の診断が明確だった頭部外傷30例を詳細に検討し、
事故ゼロをめざしたいと括っていた。
しかしながら、この研究は受傷者に特定した報告であり、事故が起こった原因や過程に言及していない。
全柔連が2011年6月に発行し、ダウンロードも出来る「柔道の安全指導」には、 事故報告書があり、そこには受傷者・発生日時・
発生場所・発生時の状況・関与者・受傷後の経過などの欄がある。
「関与者」は@指導者の段位や立場や経験年数、現場存在の有無など、A相手の技による受傷には、相手の性別や年齢、段位、柔道経験などを記載することになっている。
年齢差、体重差、柔道歴を考えた取り組みや禁じ手、指導者の教育者としての資格まで含めた研修も必要と考える。
実際、脳神経外科医達はスポーツ外傷による急性硬膜下血腫はいかに早く搬送されても転帰が不良なことを熟知している。
金沢大学工学部の宮崎祐介氏はデジタル・ヒューマンモデルを駆使して、回転加速が架橋静脈を破綻させる機序に頸の堅さ弱さを想定し、
柔道においては「受け身の確実さ」が事故防止につながるとしている。学内と道場での柔道事故は類似ではないかもしれないが、
事故予防を考える視点は、 柔道固有の動きや指導のあり方の分析、根性論やしごきや虐待まで含めた青少年保護の観点、
医学的知識の普及など含めて、脳神経外科医としても行うことは多々あると思われる。
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